Facebookを見ていたら、ある塾の小学低学年のお嬢さんが、レモン水と重曹を使って色水の色の変化の実験を朝からやっていたそうです。
素晴らしいですね。
僕らが小学生のころは、学研の「科学」という雑誌を学校の体育館に売りに来ていて、付録の実験器具を楽しみにしていました。
小6くらいから、電気工作にもはまって、ゲルマニウムラジオをつくったり、トランジスタラジオをつくったりしました。
で、当時流行っていた(?)アマチュア無線の資格もとりたくて、勉強したりしました。
コンデンサーとコイルで周波数を同調させることや、トランジスタで電流を増幅することなどは分かりましたが、独学ではわからないことだらけ。
例えば、ラジオを自作するために、通信販売で「100μF」のコンデンサーを注文したのですが、「μ」の読み方がわからない。近くの大人に聞いてもわからない・・・。
独学で「リアクタンス」「インダクタンス」あたりまでは、おぼろげながらわかっても、最後の「インピーダンス」がさっぱりわからないし、計算できない。
で、高校で物理を習ってやっと解決しましたが。
実際、教えてみると、長高の理系の生徒でも、このあたりになると「サッパリ」という子が多いです。
電磁気学も、はじめの電場とかはいいのですけど、時期がからんでくると、とたんに混乱してしいます。何しろ、教科書をめくるたびに新しい公式、単位が出てくるという感じなので。
結局化学系に進学したので、「熱化学」や「量子化学」などで物理は多少関係してきますが、電磁気はほとんど関係ないので、それっきりです。
学校で勉強したことって、実生活にはほとんど役に立っていない気がします。
せいぜい、算数の計算とか国語の漢字・語彙とかくらいで。
しかし、何か新しい発想をするためのベースにはなっていると思います。
子どもたちには将来を切り開くために、しっかりと学んで欲しいな、と思っています。