今月で、緊急事態宣言が解除となる自治体も多くなりました。
首都圏でも、下げ止まっています。
が、千葉県だけは増加しています。
早くワクチンが行き渡って欲しいもの。我が家は、この一年間、会食・外食・不要不急の外出をしない、をしっかり守っています。今年いっぱいはまだ続きそうですね。
で、よく聞くのは「サイトカインストーム」。
ボクが院生で免疫研にいたころは、教科書には、リンホカインとかモノカインという言葉はあったのですが、サイトカインという言葉はなかった。
しかし、今は、高一の「生物基礎」の教科書に載っています。
インターフェロンとか、インターロイキンなど、免疫細胞が分泌するタンパク質をまとめて、今はサイトカインといいます。
似た単語のサイトカイニンは、植物ホルモンです。
動物も植物もホルモンによって、体の調整をしており、タンパク質系のペプチドホルモンと、脂質系のステロイドホルモンがあります。
これも、生物基礎で「恒常性ホメオスタシス」で動物のホルモンと自律神経系について、生物で植物ホルモンについて学びます。
高校の理科では現代化が凄いです。
ファイザーのワクチン、m-RNAはさすがに、ボクらが高校の頃から教科書に載ってます。ただ、高校の先生は日本語の伝令RNAと教える方が多いようですが。
ボクは、メッセンジャーRNA、トランスファーRNA、リボソーマルRNAと教えますが。
話を戻すと、リンパ球の間の連絡物資のサイトカインが、新型コロナウイルスでなぜか混乱して多量に分泌することが、重症化のポイントらしいですね。
体を守るシステムが逆に重症化の原因となる。難しいウイルスです。
早く千葉県も感染者が減って欲しいものです。