今年の春は、90%以上の確率で、くもりか雨ですね。 いや、それは当地だけなのかな? 以前の記事が消えてしまったので、再度アップです。 3月の中1の理科の授業で使った、アブラナとタンポポの花。 アブラナは分解して、外側から順に紙に貼って、その上からセロテープで留めました。 がく片→花弁→おしべ→めしべの順になり、枚数もわかります。 タンポポはまず指でバラバラにほぐして、花一つにしてから、ルーペで観察してからスケッチの練習をしました。
塾の弱点というか、よくないのは、実験・観察があまりできないことです。 ですから、数年前に一年間だけ県立高校で教えたときは、実験をしっかりやりました。 細胞の観察、湖の水の水質検査、カタラーゼによる過酸化水素の分解、ペーパークロマトグラフィーによるクロロフィルの分離、自分のDNAの抽出、近くの山に登って植生の観察・・・など。 準備は大変でしたが(実験素材にかなり自費をついやしました)、充実感はある。 いやいや上の実験、実はボク自身は一つもやったことがない。 細胞の観察では「酢酸カーミン液」を使うのですが、そう教えてはいても実際に染色して顕微鏡で観察したのは初めて。 過酸化水素の分解は、二酸化マンガン(酸化マンガン(Ⅳ))を使ってはやりますが、ブタの肝臓を買ってきて、やってみたのは初めて。 クロマトは、学生時代、院生時代に、ガスクロ、液クロは使いまくりでしたが。薄層も10枚ほど学校に買っていただいたのですが、生徒の人数分ないので、ろ紙で。 ちょうど実験室にろ紙とクロマト用のびんがあったので。 DNAの抽出は、いちばん簡単な「塩水で口をくちゅくちゅして自分のDNAを使う」ことに。マイクロチューブに出たDNAを「お父さん、お母さんから半分ずついただいたDNAだから、持って帰って見せなさい」と。 水質検査も高校生、大学生のころはやりましたが、ビウレットを使った本格的なものは時間的にムリそうなので、チューブ式の簡易版を使って。 フィールドワークによる(1周1時間)植生の観察は、ちょうどこの山道の木に名札がついていたので。実のところ、授業では教えていましたが、図鑑をもとに実際のものを丁寧に見るのははじめて。
生徒に聞くと、中学校でもあまり実験しない先生と、よく実験・観察をする先生との差が大きいようです。 実物、実感のともなわない理科の授業はあり得ない、とボクは思います。
今日は、小5と中2の授業日。 小6は算数と国語と算数は、分数の割算。国語は、「短歌と俳句」と、漢字の復習。
中2は、英語、数学、歴史。
英語は、接続詞that。「〜と言うこと」。ほとんど省略されるので常に補って考える必要がある。
数学は、簡単な連立方程式。中1の方程式が身についていないとつらい。
歴史は、農業・漁業の発展と徳川綱吉。九十九里浜で何が採れるの? も、なかなか。実際、九十九里浜特産のセグロイワシは最近採れない。目刺も、セグロはスーパーでは手に入らない。大体、マイワシかカタクチイワシだ。カタクチイワシは、高校の地理で習ったが、本来はチリあたりの特産で、オイルサーディンの缶詰などに使われてる。ああ、セグロの刺身や、目刺が食べたい!千葉県以外では、セグロイワシや、アジのたたき(なめろう)は、ご存じないだろうが。