長生高校・成東高校が理数科・普通科くくり募集に!

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こんにちは♪ 茂原市の進学塾好学舎&青葉予備校です。

実は、「令和6年度入試から理数科・普通科のくくり募集になる」という話は、1年以上前から聞いていました。
しかし、6月の千葉県教育委員会の議題に上っておらず、「もしかして、ペンディング?」と一抹の不安もありましたが、今日正式に県教委のHPにアップされました。

長高理数科の凋落は、10年ちょっと前にSSHに指定されたことからはじまりました。
SSHを理数科だけにしておけばよかったのに、普通科のG組もSSHとしました。
この結果、G組の生徒は、SSHで入学していながら、2年、3年へ進級するときに、文系コースを選択できることに。
しかし、理数科H組は、科が違うために、コース変更できない。
となると、入学時に文系・理系が定まっていない多くの中3生は普通科を選択することに。
結果として、理数科TOPは別にして、80~90%は、普通科に劣る学力の生徒が理数科を占めることに。
現役の長高の先生され、自分の子どもに「理数科の方が入りやすいから理数科へ」と、とんでもないことを。

くくり募集になったことで、一宮商業のように、2年から1クラスだけを理数科とすることになります。
つまり、理系希望者の上位40名が理数科に進級することになるのですから、今度はがぜん、理数科の意味が生きてきます。
もともと、長高理数科は、「理数科」という名ではありますが、全教科必修で、文系・理系はだいたい半々。
つまり、長高の特進クラスであったわけです。
30数年前は、東大進学割合でいえば、県立千葉高より、長高理数科の方が進学率が高い、とまで言われていました。

理数科出身の河野校長の悲願が定年直前になってようやく達成されました。

とはいえ、山武・長生・夷隅の本当のTOP層は、あいかわらず、県立千葉や千葉東などに抜けていくでしょう。
三年半後に圧倒的な進学実績がでれば、これらの層も長高にもどってくる可能性がありますから、今後は楽しみです。

実際、一宮商業も、商業科>情報処理科、という時代が続いていましたが、くくり募集になってからは、優秀な生徒が情報処理科を選ぶようになりました。
時代的に言っても、簿記・会計よりもプログラミング技術の方が、社会で活躍する幅が広いでしょう。

なお、今回の理数科くくり募集は、県内理数科では成東高校と長生高校の2校だけで、他の理数科設置校は様子見のようです。

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