大きく変わってきた大学入試

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こんにちは! 茂原市の進学塾好学舎&青葉予備校です。
今年度は、1月からお申込み、体験、お問い合わせなどが相次いて、もう少しで卒業生分の新規生徒が増えそうです。
そういえば、C中の新中3(お父さんが卒塾生の孫弟子です。本当に元塾生のおかげで何とか塾も存続できているという感じで感謝しています)。
もとが悪かったこともあって、2学期から入塾すると、テストのたびに50点ずつあがり、最後の後期期末では合計150点アップしたので、学年順位も真ん中以上になっていました。
さて本題。

センター試験が共通テストに変わり、今春は新課程の2年目。
2025年度入試からは新課程での入試となります。
一方、学校推薦型・総合型選抜の割合が激増して、すでの一般入試での入学者は50%以下に。この傾向は進むことはあってももとにもどることはないので、高校入学前から、その覚悟をもつことが重要です。

高3になって、部活を引退してから頑張ろうなどと思ったら、相当レベルを下げるか、浪人するしかないでしょう。
しかも、千葉県からは浪人対象の大手予備校がほぼ撤退してしまった。
だから、浪人したら、都内まで通うか、下宿するか。

高1は入学式が終わるとすぐにベネッセの「スタディサポート」という3教科模試があります。これは中学の内容が出題範囲なのでどうでもいい。
高校は中学と違って、入学式が終わるとすぐに授業が始まります。
しかも、シラバスに沿ってかなりのハイスピードで進みます。
2学期制も学校も、3学期制の学校もだいたい年5回定期テストがあるので、ざっと教科書のはじめの20%分が中間テストの範囲となると思ってよいです。

【数学】
高校の数学は数学Ⅰと数学Aの教科書2冊分。となると、数学Ⅰは「数と式」、数学Aは教科書にもよるが「場合の数」か「図形の性質」。
定期テスト対策としては、数学をいちばん早めに始めて、試験2週間前には一通り終わっている感じで進める。教科書(章末問題まで)、傍用問題集、参考書が終わっていること。
残り2週間で他の教科もやりながらできなかった問題を再度解く。

【英語】
英語コミュニケーションⅠと論理・表現Ⅰの教科書2冊。が、長生高校など進学校では教科書からは出ない。ということは、文法・単語・熟語などを自分で計画して日々練習しておくしか対応できない。
中堅以下の学校ならば、中学校と同じように教科書内容から出題されるので、逆に教科書の内容、単語、演習などをしっかりやっておく。

【国語】
現代の国語、言語文化の教科書2冊。現代の国語は基本的に従来の「現代文」(明治以降)。言語文化は従来の「古典」(古文と漢文)に相当。特に、古文では「文語文法」の理解と暗記、漢文は「句形」の理解と暗記が必要。もちろん「古語単語」も。
文学史や漢字も出題されるので、早めに練習しておく。
基本的に文章は教科書から出題されるので、教科書と傍用参考書・問題集などを活用する。

【理科】
多くの高校は高1で「化学基礎」と「生物基礎」。(市原中央高はこれに「物理基礎」か「地学基礎」の3科目を同時に)
化学基礎は「化学と人間生活」、生物基礎は「生物の進化」のあたり。
化学基礎では、まずH~Caまでの20個の元素記号と周期表を暗記して、再現できることが必要です。周期表は原子配置を示しているので、化学反応の反応性の理解のために絶対に早めに暗記して再現できるようにしおくこと。教科書の練習問題、傍用問題集は毎週解いて、試験1週間前には2周はまわしておく。
生物基礎では、生物の進化とタンパク質のアミノ酸配列との関連が重要。ただし、有機化学を習っていないので、ペプチド結合はとりあえず丸暗記するしかないけれども。アミノ酸も20種全部はムリでも基本的なものは構造を覚えておく。
今の教科書はよくできているので、参考書はムリに買う必要はないが、傍用問題集はしっかりやりこんでおく。

【社会】
歴史総合、地理総合の2科目。歴史総合は「歴史の扉」。地理総合は「地図や地理情報システムでとらえる現代世界」。
地歴公民の試験は、教科担当によってまったく変わるので、授業でのプリント等が必要。中には授業は余談ばかりなのにテストは難しいという先生もいるのでやりずらいと思いますが。

高校入学前にどれくらい進めていけるか勝負ですよ。がんばってください。
しかし、イヤな時代になったものですね。

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