こんにちは!茂原市の進学塾好学舎&青葉予備校です。
今日はまた一転真夏の陽気になりました。
ワークマンの青ポロシャツ、10年以上着てさすがに伸びてきてしまいましたので、今年は新調しました。一着600円くらいなので、毎年新調してもいいのですが。青がL一着しかなかったので、白とグレーの三着になりました。
さて、先週の土曜日、高校の物理基礎、物理、化学の中間テストの問題を作成していました。
今年度から、知識、思考力、主体性の三分野を試験でも評価することになったので、バランスを取り直して、問題や配点を工夫。
しているうちに、この3月に中学を卒業した生徒が、「化学基礎が全然わからない」と試験勉強に来ました。
まぁ、いろいろ問題点はあるのですが、構造式、電子式のあたりになって、
「結局、周期表を覚えないとわからないじゃないですか?」
「そうだよ。周期表には化学のすべてがあるのだから、基礎ではとりあえず20番目までは表が再現できないと。
『水兵リーベ・・・』で、20番目まで覚えても表がずれていると、再現できないから、1族は「リッチな・・・」、2族は「キャッスルに・・・」、17族は「ふっくらブラウス・・・」、18族は「へい姉ちゃん・・・」みたいに縦列(族)も覚えておいて、ずれがないか確認してから」
族番号の一の位が最外殻電子(価電子)数を表しているので、Caまでは絶対。
「高校の入ると、すぐ周期表を覚えろという、化学の教師がいる」
と文句をいう大人は、絶対高校時代に化学が苦手だったはず。周期表を覚えずして、化学結合が理解できるはずがない。逆に周期表を覚えているからこそ、構造式も理論的にすぐ導ける。
「次、分子量・式量ね。ええーっと硫酸は・・・」
「硫酸=98」
2mほど離れた場所で勉強している卒業生に次々に即答すると、
「先生、計算早いですね」
「計算してるんじゃないよ、『知ってる』んだよ。40年前とはいえ、大学院まで化学を専門にしてたんだから、当然でしょ。人を何だと思ってるの?」
という会話をしながら帰るときには「試験範囲わかりました。化学反応式の係数もできるようになりました」
と嬉しそうに帰っていきました。
ただし、銅と希硝酸の酸化還元の未定係数法が、一応は教えましたが、「これだけは難しいからとりあえず3学期の酸化還元までに計算できるようにすればいいよ」と免除してしまいましたが。およそ4時間弱。90点以上はとれるでしょう。