
こんにちは!茂原市の進学塾好学舎&青葉予備校です。
先日、令和7年度千葉県公立高校入試結果が発表されました。
平均点は263点と、ぼくの予想よりかなり高かったです。記述部分の差を次回から補正する必要がありそうで。
勤務先の高校でも、今年度からweb採点となりました。
今後、教育業界でもディジタル化が急速に進展していきそうですね。
ディジタル採点になってから、県の調査も標本調査ではなく全数調査になったと、千葉市の塾長が電話で教えてくれました。
教科ごとで見ていくと、社会、数学、英語でおかしな結果になっています。

社会は、60点付近から以上にギザギザがあり、かつ、平均点以下の領域にモードが2つもあります。知識問題が激減し、資料の読み取り問題が増加しているた影響でしょう。

数学は逆に平均点より上にモードがあり、かつ、なぜか70点あたりに凹みがあります。

英語も、平均点より下にモードがあり、ギザギザしています。英語の問題が難化したことで、ふだんは平均点くらい得点できていた受験生が本番でかなり失点しているようです。以前は平均点を底とする二こぶラクダのような分布だったのが、平均点より上のこぶがなくなっています。明らかに「英語が苦手」という生徒が増えており、しかも、「かなり深刻なレベルでできない」という感じです。
公立高校も、職業科(農業・工業・商業)で受験者が減り、茂原樟陽高校も工業系が1クラス減となるようです。また、普通科も、偏差値50以下の高校では定員割れがつづいています。
山武地区では、東金商業、松尾、九十九里の三校が統合だそうです。九十九里町が高校存続を強く望んでいるそうですが、もし、九十九里町に統合されたら、交通の便が悪いので、かなり私学に流れるように思います。(まあ、松尾も東金商業も交通が不便ではありますが)
近年は高校卒業後を考え、私学を選ぶ家庭も増加傾向です。
しかし、底辺校ではほとんど無競争になってきており、教育の困難さが増加していのではないでしょうか。